ノートCPUの主流もRyzenになる?

2020年01月08日に作成
タグ: はてな

昨日、AMDより8コアのモバイルノート用CPUが発表されました。

AMDがノートPC向けの7nm設計・Zen 2アーキテクチャAPU「Ryzen Mobile 4000」シリーズを発表

モバイルノート向けのCPUは最近は4コアが主流になってきてるような感じで、重いWebページとか開くにも2コアだと遅く感じる場合もあったりしました。

ノートPCも4コアの時代になってきたような 2018年10月05日

AMDは今回のRyzen 4000Uシリーズで、Ryzen 7に8コア、Ryzen 5に6コアを投入する予定になりました。これに対し、ラインアップは未発表でありますが、intelの方はGPUを強化するような情報が多く、モバイル用の8コアを発売する可能性は低そうな様子です。

imgae

現状、通常使う用途に8コアが必要ではないと思うので、Ryzen 4000Uシリーズのノートが発売されて、すぐに8コアが主流になるわけでないと思います。ただ、この先長く使う事を考えると、6コア以上を買った方が長く使えそうだという気はします。なので、ある程度の価格差ならば、4コアより6コアを選ぶ方が合理的な選択になると思います。

また、モバイルノートの用途から考えて、動作が遅くて生産性が下がるのは致命的であるので、今後主流(≒ミドルレンジ)が4コアから6コアへシフトしていく可能性は十分にあります。

ここで、仮にintelから8コアが発売されず、6コアの供給も少ないとなったならば、現状の主力の4コアCPUは価格を下げて、ローエンドとして売りさばくしかなくなるかもしれません。これに対し、AMDはRyzen 5を十分量供給できるなら、ハイエンドからミドルレンジの主流顧客を奪う可能性が十分あります。

Ryzen 4000Uシリーズのノートはまだ出てきてないので、価格や実際のスペックに注意は必要で、intelの方も今年のラインアップは未発表な状態です。新しいモバイルノートがすぐに必要でないならば、半年程度様子を見た方がいいかもしれません。