10年間働いた会社を辞めて、博士に進学してみる

2018年03月29日に作成

電気・機械系の学部を出て、化学系の研究で修士を卒業した後、新卒で地元メーカーに就職し、10年間技術者としていろいろ研究開発をしてきました。会社の人間関係はよかったので、特に病むことはなく、平穏に暮くらしてまいりました。

もともといろんな分野をやってみるタイプだったのですが、2015年の秋ごろから当時世間でブームになりつつあった深層学習をやり始めました。プログラムが専門でもなく、cやc++とかしか触ったことがなかったので、pipってなんぞ?とか、型の宣言なしでいきなり変数を書くとかどうゆうこと?という感じの中、Chainerをインストールして動かしてみていました。

深層学習を試してみると、今までやってきた分野と違って、見えない可能性がたくさんある分、面白くなってきたのですが、そのころちょうど家庭を持つようになって、一人の自由な時間が少なくってきました。

元々睡眠時間を削ったりまでしてストイックに生きるタイプじゃなく、仕事と家庭と研究の3つを同時にこなすのは無理だと思ったので、妻に相談したところOKが出たので、研究の時間を確保するために会社を辞めて博士に進学することにしました。

入試を受けて自分はアカデミックというよりはエンジニア側の思想だと感じたので、学位とって卒業するかは正直微妙なところですが、自分なりに深層学習でいろいろやってみて、試した結果をなにかしらの形で発表できればと思ってます。

数年間研究した後については、深層学習関連のエンジニアとしてどこかで働けたらと考えています(氷河期になってなければですが)。東京は新幹線で2時間半かかり、まだ地方に就職先はあまりないと思うので、リモートワークなどできるところを探せていければと思ってます。

この歳でこのような時間を確保できたのは家族の支えはじめ、幸運なことだと思うのですが、この時間を最大限利用して、しばらく深層学習で遊んでみたいと思います。

※2019年3月27日
http://samacoba.hatenablog.com/
より過去のブログのバックアップとして転記