情報の発信者に還元がされる方法を考えてみる
はじめに
企業でディープラーニングなどなにか開発をしていると、 たまたま、ちょっとした面白い方法を発見をすることってあるかもしれません。 でも、それが社内で使えるのはほんの一部で、他の分野でも使えるかもしれない場合に そのまま持っておくのは、ちょっともったいないと思うのです。 自分ひとりの考えることには限界がありますが、別の人から見れば新しい発見への ヒントとなり、世の中がより便利になる可能性があります。
進歩の速い世界なので、数か月後には同じことを誰かがするかもしれませんが、 そうだったとしても、その発見が数ヶ月早く世の中に普及して便利になる ことに意味はあると思います。
しかし、企業側としてその発見をどうするかってなると難しい問題で、
<知財戦略>
1.特許 ⇒ 煩雑でスピードが遅い
2.オープンソース ⇒ 会社の利益にならない
3.社内にとどめる ⇒ 活用の範囲に限界
2番を選んで公開することは、社会にとって一番役に立つわけですが、 自社のノウハウをなぜ無料で他社に渡すんだってことになりかねないわけです。
社外に活用されれば、はるかに社会全体の利益につながったとしても、 企業にメリットがなければ公開しない、というのは企業としては正しいのですが、 社会にとっては望ましい形ではありません。
やはり情報をオープンにするには、企業にとってインセンティブが必要で、 情報を発信した者(企業)に還元される仕組みが必要なんだと思います。
還元がされる方法を考えてみる
例えば下図のように
- B社のある人がプログラムを作って共有サイトに投稿
- それをみてC・D・E社はプログラムをダウンロード
- 利用者は貢献に応じて、contributionを評価
- 共有サイトは企業から毎月定額の利用料を徴収
- 毎月のcontributionに応じて投稿者に分配 のような形が考えらえると思います。
いろいろと問題ありますが、なにかしら新たな仕組みがあったほうがいいと思うので みなさんの何か考えるきっかけになってくれればと思います。
※2019年3月27日
https://qiita.com/samacoba/items/d940c0eb49042c7422b6
より過去の記事のバックアップとして転記